お客様から発注頂いた図面を基に、自社コンピュータでCAD設計をし、金型図面自体を自社で作成いたします。続いてCAM画面において、立体的な形状をシミュレーションし、確認します。

CADで設計した金型図面をCAMでプログラミングし、自社の放電加工機（FANUC：ファナック製）でワイヤーカットします。ワイヤーカットは、細いワイヤー線に電流を流し、鉄やステンレスなど導電性（電流が流れる性質）の素材を図面に合わせて精密に切るものです。

金型図面をパソコンのプログラミングにより放電加工機に伝え、機械を制御し、お客様のニーズにピッタリ合った金型をワイヤーカットによって作成いたします。CAD／CAMの操作およびワイヤーカットは、豊富な経験と高い技術力が必要な作業です。

ワイヤーカットで作成した金型使い、自社保有のプレス機でせん断（鉄板を切る）や打抜（板から必要な形を抜く）します。
型抜きしたものに対し、曲げ（板外側を伸ばし板内側を圧縮する）、カービング（縁を丸く曲げる）、などの加工も施します。

 プレス機は、110tプレスから25tプレスまで9台を保有しております。また、研磨機、シャーリング、フライス盤、円筒研削盤、バンドソー、ベンダー、旋盤機、バレル研磨機などの設備もございます。

なお弊社のプレスは、
以下の規模の素材に対応いたしております。
※ステンレスの場合：板厚3以下
※鉄の場合：板厚4mm以下
※板幅はいずれも200mm以下

自社でプレス加工した部品を組み合わせ、一つのパーツとして組み立て、完成させます。バネやピン、挽き物など、一部の部品は協力会社の部品を利用しますが、それらも合わせて自社で組み立ていたします。

数個単位から数万個まで、一つ一つ手作業で丁寧に組み立て、個別のビニール包装、箱詰めまでを一貫して行っています。

「治具」とは、部品の組み立ての際に使用する器具のことで、部品の位置を指示したり誘導するために使います。製品の品質のばらつきを抑え、迅速に大量生産を可能とするためには欠かせない工具です。

弊社では、作成する製品ごとの治具を手作りし、作業効率と品質の向上を実現させています。

部品一個からの金型製作、ワイヤーカット、プレス加工、組み立てまで責任をもって試作いたします。

個数、素材、納期、価格など、なんでもご相談ください。